運動会を終えて

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

9月13日(土)、天候にも恵まれ第71回運動会を開催することができました。運動会を迎えるにあたり、保護者の皆様、地域の皆様にはたくさんのご理解・ご協力をいただきましたこと、改めてお礼申し上げます。また、今年度からは全学年親子競技を取り入れ、保護者の皆様にも子どもたちと一緒にご参加いただけましたこと、感謝いたします。

初めて運動会に参加された方、今年が幼稚園生活最後の運動会だった方等各ご家庭様々な思いで子どもたちの姿をご覧になられたと思います。満3歳児・年少児はたくさんのお客さんに見守られながら、可愛らしい姿を見せてくれました。年中児は、『頑張るぞ!!』と気合十分、一生懸命取り組む姿が見られました。年長児は、25人で力を合わせ、真剣な表情やお友だちを応援し励まし合う姿が見られました。毎年各学年、子どもたちの『やってみたい!!』と思えるような内容の競技や取り組みを行っています。楽しい運動会練習の中にも、年長になるにつれ、子どもたち自身が様々な思いを感じながら取り組んでいます。負けて悔しい…勝ちたい!!と思う子、勝負に勝って嬉しい気持ち、技を完成させた時の達成感、また、お友だちに『次は頑張ろう!!』と声を掛けて相手を思いやる気持ち。当日を迎えるまでの子どもたちの気持ちの成長が何より嬉しく感じます。幼稚園生活で大きな行事を一つ終え、達成感から自信へと繋がり更に成長していく子どもたちの姿が楽しみですね。

最後に、カトリック教会で10月は『ロザリオの月』とされています。世界の平和のために祈る月です。ロザリオとは『バラの冠』という意味でアヴェ・マリアの祈りを一輪のバラとみなし、祈りの(バラの)花束を聖母マリアに捧げる祈りと言われています。アヴェ・マリアの祈りを唱え、自分のことだけではなく、世界中の人たちの幸せを祈りながら過ごせますように…。

園長 佐々木 麻千子

2学期が始まって

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

暑かった夏休みが終わり、8月19日(月)より2学期を迎えた藤幼稚園。楽しかった思い出を先生やお友だちにお話ししたり、久しぶりの再会を喜んでいました。ホールに全員が集まると、静かにお話を聞いたり、周りの子を気に掛ける様子などが見られ、頼もしくなった子どもたちの姿に驚かされました。

先日、年中児と共に『百年の森』へ出かけてきました。長年倶知安に住んでいる私ですが、実際に行くのは初めてで、子どもたちと一緒にドキドキしながら当日を迎えました。到着すると、子どもたちは吸い込まれるように森の中へと進んでいき、普段見たことのない植物を見つけたり、ガイドさんから様々な生き物の話を聞くことができました。森のひんやりとした空気を肌で感じ、生き物の鳴き声や風の音に耳を澄ませながら歩く子どもたち。静まり返った森の雰囲気に「ちょっとこわいな…」と感じる子や、「動物(鹿や熊)が見れないかな…」と期待する子もいました。数歩歩くと虫やきのこ、木の実を発見し、立ち止まってしゃがみこむ一瞬一瞬は、きっと子どもたちにとってワクワクで溢れているんだろうなと思いました。ゆっくりとした時間の中で、子どもたちの興味や関心に向き合う楽しさや面白さを改めて実感でき、楽しい時間を過ごすことができました。

2学期は幼稚園生活の中でもビッグイベントの1つ『運動会』があります。子どもたちは、遊びを通して運動会に向けての活動に取り組んでいます。行事を通して子どもたちが気持ちを通わせ、成長していく姿が見られますように…そして何より、当日お天気に恵まれ、子どもたちの笑顔、保護者の皆様の笑顔、先生たちの笑顔でグラウンドがいっぱいになりますように…♡

園長 佐々木 麻千子

一緒に遊ぶ

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

眩しい太陽の日差しと共に、倶知安にも少し早めの夏がやってきましたね。気持ちよく晴れ渡った青空の元、戸外活動を楽しんでいる子どもたちです。幼稚園のウッドデッキでは、待ちに待った水遊びが始まりました。大きいプールや小さいプール、また色水遊びやシャボン玉なども行い子どもたちの楽しそうな声が廊下に響いています。

さて、6月28日に行った『ふじフェス』。お忙しい中、たくさんの保護者の皆様にご参加いただきありがとうございました。昨年度までは『土曜参観日』という名前で、朝の会を見て頂いたり様々なコーナーの中から好きな活動を1つ選び、親子で遊び込んで頂くという趣旨で行っていました。今年度からは名前も新しくし、スタンプラリーをしながらたくさんのコーナーを親子で楽しんでもらえるよう環境を設定いたしました。新しい行事が成功するのか職員一同不安でしたが、いざ始まってみると幼稚園の中は大賑わい!子どもたち以上に、お父様やお母様が、とっても楽しそうに過ごされていることが嬉しかったです。見本を見ながら子ども以上に集中し、カプラで巨大な作品を作り上げているお父様。カラービニール袋を切り取りドレスを作ったり、器用に組み合わせてリボンやお花などの装飾品を作っていたお母様。来園前から、変身グッズを作製し持ってきてくださったご家庭。そのようなご両親の姿を見て、子どもたちも「お父さんってカッコいいな!お母さんってすごいな♪」「一緒に遊べて嬉しいな、楽しいな」と改めて感じたのではないでしょうか。普段幼稚園で子どもたちが見せてくれる楽しそうな表情とはまた違った、キラキラ輝いている表情をたくさん見ることができました。幼稚園という場所でお父様やお母様と遊べる特別な時間が、この行事を通して子どもたち、また保護者の皆様の楽しい思い出の1つとなってくれているといいなと願っております。幼稚園中がたくさんの笑顔で溢れた時間は私たち職員にとってもかけがえのない思い出の1つとなりました。保護者の皆様のご理解とご協力、本当にありがとうございました。

園長 佐々木 麻千子

青空の下で

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

GWが明け、町内の公園では賑やかな子どもたちの姿が見られていますね。幼稚園でも、お天気の良い日はお外遊びやお散歩に出かけている子どもたち。中庭の遊具も冬囲いを外し、点検を済ませてようやく遊べるようになりました。待ちに待っていた遊具での自由遊び。子どもたちは思いっきり身体を動かし、お友だちや先生たちと遊んでいます。

さて、先日全園児で幼稚園の畑にじゃがいもを植えました。初めてじゃがいもを植える年少さんの手には大きな種芋が。うねに種芋をそっと置き、優しく土をかけて植えていました。年中さんや年長さんは何度か体験していることもあり、慣れた手つきで種芋をタライの中から手に取り、植えていました。その時、「土の中で頑張ってね!」「神様、このじゃがいもを大きくして下さい!」「いつもじゃがいもを育ててくれてありがとう!」等、優しい声が聞こえてきました。中には「(土をかけたら)暗くなっちゃうよ?」と心配している子もいました。子どもたちのそんな声を聞きながら、私も一緒に種芋にパワーを送っていました。日頃から神様のお恵みに感謝をしたり、誰かを応援したり、困っている子を気にかけ声をかけたり、優しい気持ちや思いやりの気持ちを育んでいる私たちにとって、このような言葉が子どもたちから聞こえてくると、とても嬉しい気持ちになります。

カトリック教会の5月は「聖母月」と呼ばれています。幼稚園では聖母マリア様の月としてマリア祭を行いました。いつも見守ってくれているマリア様に親しみや感謝の気持ちをお祈りしました。玄関前のマリア様に優しく話しかける子もおり、子どもたちの純粋無垢な姿に心が穏やかになります。

6月は参観日等行事があり、幼稚園に足を運んでいただく機会も増えることと思います。お忙しい中とは思いますが、今しか見られない子どもたちの可愛い姿をぜひご覧ください。

園長 佐々木 麻千子

優しい心

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

新年度がスタートし、さあこれから幼稚園でたくさん遊ぼう!!と思っていた矢先の休園で、子どもたち・また保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

さて、少しずつ幼稚園の環境に慣れてきた子どもたち。朝登園したらまず外靴をしまって上靴を履こう!どこのお部屋に行くのかな?出席カードにシールを貼ろう!今日は何をして遊ぼうかな?等、周りのお友だちを見たり、年長中の子が教えてくれています。たくさんの関わりの中で、年長中児が年少児と手を繋いで園内を歩く姿や、小さい子に目線を合わせるようにしゃがんでお話を聞いてあげる姿がとても頼もしく、お兄さんお姉さんの優しさを感じています。倶知安藤幼稚園の特色でもある『縦割り保育』の良さや、誰かを思いやる心・愛する心が育まれているのだなと改めて感じさせられる4月でした。

4月に比べて、5月からは『横割り保育』の時間も増えてきます。縦割り保育にはない、同年齢でしか味わえない活動や楽しさを、友だちや先生たちと共有できればと思っています。

張り切って迎えた4月からの疲れが溜まってくる時期かと思います。子どもたちも、そして私たち大人も、時々息抜きをしながら、頑張りすぎないように過ごしていきましょう。

園長 佐々木 麻千子