園長のことば

青空の下で

GWが明け、町内の公園では賑やかな子どもたちの姿が見られていますね。幼稚園でも、お天気の良い日はお外遊びやお散歩に出かけている子どもたち。中庭の遊具も冬囲いを外し、点検を済ませてようやく遊べるようになりました。待ちに待っていた遊具での自由遊び。子どもたちは思いっきり身体を動かし、お友だちや先生たちと遊んでいます。

さて、先日全園児で幼稚園の畑にじゃがいもを植えました。初めてじゃがいもを植える年少さんの手には大きな種芋が。うねに種芋をそっと置き、優しく土をかけて植えていました。年中さんや年長さんは何度か体験していることもあり、慣れた手つきで種芋をタライの中から手に取り、植えていました。その時、「土の中で頑張ってね!」「神様、このじゃがいもを大きくして下さい!」「いつもじゃがいもを育ててくれてありがとう!」等、優しい声が聞こえてきました。中には「(土をかけたら)暗くなっちゃうよ?」と心配している子もいました。子どもたちのそんな声を聞きながら、私も一緒に種芋にパワーを送っていました。日頃から神様のお恵みに感謝をしたり、誰かを応援したり、困っている子を気にかけ声をかけたり、優しい気持ちや思いやりの気持ちを育んでいる私たちにとって、このような言葉が子どもたちから聞こえてくると、とても嬉しい気持ちになります。

カトリック教会の5月は「聖母月」と呼ばれています。幼稚園では聖母マリア様の月としてマリア祭を行いました。いつも見守ってくれているマリア様に親しみや感謝の気持ちをお祈りしました。玄関前のマリア様に優しく話しかける子もおり、子どもたちの純粋無垢な姿に心が穏やかになります。

6月は参観日等行事があり、幼稚園に足を運んでいただく機会も増えることと思います。お忙しい中とは思いますが、今しか見られない子どもたちの可愛い姿をぜひご覧ください。

園長 佐々木 麻千子