園長のことば

縦割り活動の中で

とんぼが飛び交い、紅葉が見ごろの季節となりました。子どもたちはどんぐりや松ぼっくり、そして赤や黄色に色付いた落ち葉を拾い、『秋』を満喫して遊んでいます。外の寒さを吹き飛ばすくらい、幼稚園の中は子どもたちの賑やかな声と活気で満ち溢れています。

さて、子どもたちは今お店屋さんごっこに向けてクラスで準備を進めています。どんなお店にしたいか、何の商品を売りたいか、子どもたちで考え、品物作りを行っています。クラスのみんなで力を合わせてお店屋さんごっこを大成功させようと張り切って取り組み、縦割り活動の中で友だち同士コミュニケーションをとりながら楽しく過ごしています。年長児が年中少児を気遣い作業を手伝ってくれたり、1つの商品を作る工程を学年別に分けて完成させたりします。お店屋さんになって商品を作る人や売る人の気持ちを知ったり、商品を選び買う喜びを味わうことも大事にしており、社会性を育むための活動の1つでもあると思っています。普段、おうちの人と買い物をする時にも、商品を作っている人や売っている人がいて、どんな気持ちでお仕事をしているんだろうということへの関心や興味が湧くといいなと思っています。

先日幼稚園では来年度の見学説明会を行いました。昨年度、説明会を行ってからもう1年が経つのだな…と、月日の流れの早さを実感しました。来週は『七五三の祝福式』があります。教会に集まり、見守られながら大きくなれたことに感謝の気持ちを忘れず、子どもたちの健やかな成長をお祝いします。千歳飴なども持ち帰りますので、ぜひご自宅でもお子様の成長をお祝いしてあげてくださいね。

                                   園長 佐々木 麻千子