初夏の陽気を感じられる季節となりました。子どもたちは日々、心地よい風を感じながらお散歩に出かけたり、園庭遊びを楽しんでいます。
先日の徒歩遠足、私は年少児と共にくとさんパークに出かけました。子どもたちは、ペアの子とギュッと手を繋ぎながら、小さいながらも頑張って歩いていました。途中躓いて転んでしまったり、お友だちとニコニコお話を楽しんでいてつい前の子との距離が空いてしまったり…年少児ならではの可愛らしい姿がたくさん見られました。頑張って歩く健気な姿にとても温かい気持ちになったと同時に、これが子どもの本来持ち合わせている『力』の根源だと思いました。年少児によくみられる立ち止まりもそうです。子どもの目線で、大人には気付かないようなことに気付き、よくしゃがみます。その都度、周りの子からは「はやくすすんでよー!あるけないー!」の声が。(笑)しかし、何かに気付き、興味のあるものに集中する立ち止まりも、子どもたちにとっては大事な時間だと思っています。
お友だちと一緒に何かを頑張る、お友だちとの会話を通じて仲を深める、興味のあるものに目を向け集中する、…など、これらの『力』がこれからもっと伸びていくのかと思うと今から子どもたちの未来の姿がとても楽しみです。私たち職員は、子どもたちの『力』に繋がるその時間に寄り添い、共感し、大切にしながら今日も子どもたちと関わっています。
認定こども園倶知安藤幼稚園 園長 佐々木 麻千子