園長のことば

秋から冬へ

先週、メルヘン通りに金毘羅さんのお祭りの屋台の店が沢山並び、家族連れで賑わっていました。私が倶知安町に住み始めた頃からよく聞かされていたこと、それは北海道で最後の金毘羅さんのお祭りの時は雪が降るよ、という話を思い出します。

今年の羊蹄山の初冠雪は10月8日でした。もうすぐ冬の訪れを知らせる雪虫が飛ぶのを見られるようになります。けれども色鮮やかな紅葉を見られる時でもありますね。

先日行われた公開保育(北海道カトリック学園幼児教育研究会)も自然をテーマに保育活動をしてきました。季節の変わり目を肌で感じながら、神さまが創造された自然の変わり様をしっかり受け止めながら子どもたちと一緒に関わっていきたいと思っています。

11月はお店屋さんごっこ、下旬にはクリスマスまでの準備期間の待降節(たいこうせつ)を控えています。お店屋さんごっこでは品物を売る喜び、お客になって品物を買う喜びなど、遊びの中で社会性が身につくこの行事は欠かせない行事の一つでもあります。

お店屋さんごっこが終わると、次に待降節(たいこうせつ)に入ります。待降節とは一言で言えば、イエス様のご降誕(誕生)を待つ4週間の期間のことです。

幼稚園ではクリスマスお祝い会の4週間前から待降節に入り、みんなでお祈りをしたりお約束を守って過ごすなど、クリスマスを迎える準備をして過ごします。

気温は寒くても心温まる経験が子どもたちの心の育ちを豊かにできるように、と心から願いながら一日一日を過ごしていきたいと思っています。

園長 千葉円哉