園長のことば

自然の生き物から感じるもの

今、NHK連続テレビ小説「らんまん」が放映されています。高知県出身植物学者、牧野富太郎の人生をモデルとして独学で植物学を極め、後の「日本の植物学の父」と呼ばれる存在になったと知らされています。

幼稚園でも子どもたちは外で遊ぶ時間が増えたこともあり、園庭にある草花や、園外散歩の時に見かける近所の花壇のお花等に関心を持ちながら過ごしています。

一番身近ですぐ見つけられるお花はやはりタンポポでしょうか。タンポポのお花やシロツメクサの花を取っては「マリアさまのところにかざる」と言って飾ってくれていました。子どもたちの優しい気持ち(心)が伝わってきますね。大人でも見つけるのが難しい四つ葉のクローバーを見つけては先生たちに喜んで見せてくれる子もいます。

子どもたちが植えた畑の種や鉢植えに植えた種から芽が出て葉が出て…少しずつ成長しているのを見ながら自然の不思議さも学んでいるのではないでしょうか。

ジャガイモの葉が大きく成長し始めてきたので、うねの土寄せも終わりました。ジャガイモのお花が咲くのが楽しみです。だいこん、とうもろこし、カボチャの成長も楽しみです。

季節も初夏から夏へと変わっていきます。1学期最後の月を迎えますが、様々な自然界の植物の成長、生き物の存在などを学びながら充実した日々を過ごせればと願いつつ、今日も保育に励んでいます。

園長 千葉円哉